いじめ克服体験談学校を休みたいと言ったとき、休むことを許して欲しい

わたしは中学1~2年生の時、いじめられていました。
「あの子むかつくから、無視してよ」と、いじめに加担することに誘われました。しかし、無視をする理由が見つからなかったし、嫌だったので、従わなかったことがきっかけとなり、私がターゲットになりました。

当時、そのいじめっ子グループは5人いて、リーダーは仕切り屋で、みんな恐れていました。相談した親友からも「ターゲットにされたら嫌だから、わたしに話しかけないで」と言われる始末。

相談先は、母しかいませんでした。
母は聞き上手な方で、よく話をきいてくれ、学校にも相談するなど、母なりに動いてくれました。
ですが、親に話したことで「チクっただろ」と余計にいじめられ、母の悪口を言われたことが一番悲しかったです。

精神的に疲れて、1度だけ「休みたい」と母に話したことがありますが、母は、絶対に休ませてはくれませんでした。
理由は「悪いのはいじめているほうなのに、なぜあなたが休まなければならないの。休んだら逃げたことになる。ますます学校に行けなくなる。」

当時、頼れるのは母だけのわたしに、逆らう気力はありませんでした。
毎日毎日いじめられに学校に行きました。耐えるしかありませんでした。

現在3児の母となりましたが、「やっぱりどこかに隠れてでも、嘘をついてでも、学校に行かなければよかった」と思っています。

母なりに色々協力してくれたことはよかったですが、こどもが「休みたい」と言ったとき、その理由をよく聞いてもらいたいです。

そして、親としての事情を優先せず、こどもの命を守るために、「休む」ということを許してあげて欲しいです。
休ませている間に、親が学校に相談するなどし、行ける環境を整えることもできると思います。

命があれば、いくらでも未来はあります。
こどもは心が元気になれば「自分から切り開きたい願望をもっている」と思います。だから、信じて、「ただ生きていてくれてありがとう」
そんなメッセージをたくさん送ってほしいです。

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