いじめ克服体験談泣きたい時は泣き、怒りたい時は怒りましょう
私は小学校で3~4回、中学校で1回いじめを受けました。これは全て別の人達からであり、1人からいじめられることもあればグループからいじめられることもありました。いじめの内容は、小学校から中学校にあがるにつれ、体への暴力から言葉での暴力に変わっていきました。
小学1年生が最初のいじめで、中学1年生まで誰にも相談できませんでした。親友にも家族にも。なぜか、相談することにすごく抵抗がありました。多分恥ずかしかったのだと思います。いじめを受けるにつれ、自分の性格が変わってしまいそうと怖く感じました。
それで中学1年生でいじめにあった時、初めて人に相談しました。部活のいじめだったので顧問に相談しました。涙をボロボロ流しながら話したことをよく覚えています。話して、スッキリはしました。いじめが原因で部活を辞めたいと言いました。ですが、顧問は「運動音痴が理由じゃないの?」と言いました。いじめを目の前で見ていたはずなのに。カチンと頭にきたと同時に、相談することへの抵抗が余計に増えました。どうしても辞めたくて、別の日にまた、母と顧問に相談しに行きました。母にも、この時初めていじめの事について話しました。以前と同じように、泣きながらいじめの内容などを話したところ、母と顧問からは「泣きすぎだよ(笑)」と笑われただけでした。部活を辞めたいと伝えましたが、母と顧問から「辞めないで頑張ってみようよ」と言われ、私は心も体もボロボロで、流されるまま「はい」と言ってしまいました。
2年生になり新しい顧問になり、その顧問にも同じく相談しました。その時はもう泣きたくなかったので、手紙に全て書いて渡しました。すぐにその先生は「よく話してくれたね。辞める事に悔いがないなら辞めていいと思うよ。」と優しく言ってくれました。その瞬間、初めて心も体も飛んだようにスッキリしました。
ですが、いじめへのトラウマは残っています。いじめを受けることは一切なくなりましたが、学校への恐怖心は強まっていました。嫌なことはないのに、なぜかすごく緊張したり、手や声が震えたり、周りの目を気にしすぎて親友の会話も頭に入ってきませんでした。その症状が酷くなり、中学3年生に入ってすぐ不登校になりました。その症状のことも誰にも相談できませんでした。(今だからわかりますが、SOSが出ているのに、本当の気持ちを隠してずっと強がっていたんだと思います。)その1年後ぐらいに母に話しました。不登校になってから、全てがどうでもよく感じていました。
高校は全日制に入りましたが退学し、通信制(週1回は通う)に転校しましたがその症状は消えておらず、行けませんでした。
そして今18歳になり、もう高校卒業は諦め、自分はこれから何をしたいのか、何になりたいのかずっと考えています。相談することへの不安はまだありますが、少しずつ話せるようになっていると思います。
過去の嫌な記憶をたどるより、好きなことを見つけ、極めることはとても大切なことです。そして前に進むことができます。いじめを克服なんてできません。大切なのは、自分の今の気持ちを理解し、自分に嘘をつかず、自分を大切にすることです。泣きたい時は泣き、怒りたい時は怒りましょう。過去に何があっても、今の自分を見て、今どうしたいかを良く考えてください。そして前に進みましょう。
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