いじめ克服体験談嫌な思いをさせられたからと言って、いじめをしていい理由にはなりません

今は大人になり、社会人として働いています。いじめを受けたのは、小学6年生の終わり頃から中学1年の1学期頃までです。

ずっと仲良くしていた友達Aが、他の子Bと仲良くし始めました。それと同時に、こちらを見て2人でコソコソ笑いながら話していたり、私を避けて2人でどこかに行ったりするようになりました。次第に、他の仲良かった人たちを巻き込んで、私を外して、それを楽しんでいるようになりました。

中学に入り、Bと同じクラスになりました。他の子と仲良くしていたら、Bが私のことを嘘つきだとその子に言ったり、私をまた仲間から外そうとしたりしてきました。毎日が暗くて、全く楽しくない日々でした。学校の人たちみんなが怖くて、冷たい所にいつもいる気がしました。

親には、いじめられているなんて、恥ずかしくて言えませんでした。親に遠回しに、「Bの事がいやなんだ」と言うと、「言い返せばいい」と言われました。でも、そんなことをしたら、もっといじめがヒートアップするんじゃないかと心配で、できませんでした。そんな気力も勇気もありませんでした。

いつの間にか、Bも仲間から外されて、私に近寄ってくるようになりました。Bが怖い気持ちがあって、嫌だけど一緒にいるようになりました。

大人になっても付き合いは続きましたが、昔のことがだんだんと許せなくなって、この間、関係を切りました。

今でも、なんで自分がいじめられたんだろうと思って、当時の行動を振り返ることがあります。当時、私は自分勝手な所があって、Aに嫌だと言われても抱きついたり、教室でしてしまったおならをAのせいにしてしまったり、思い当たることが多々ありました。色々と調子に乗っている私のことを、きっとBは気に入らなくて、ちょうど私にうんざりしているAと一緒になって、いじめに発展したのかなと思っています。本当の所はわかりません。それを聞くためにBと会うか、考えることもあります。いじめられたことで自信を失ったので。今でもそうです。

いじめを受けて、自分は人に嫌な思いをさせていたんだと反省して、相手の反応や表情をよく意識するようになりました。この経験もあって、今の職についています。ただ、いじめがこの職を志した理由とは誰にも言ったことがありません。

文面で見ると、大したいじめではないなと思ってしまいましたが、それでも、今でも自分の中のしこりになっています。

嫌な思いをさせられたからと言って、いじめをしていい理由にはなりません。相手が嫌な気持ちになることはしない。シンプルだけど、みんながこれを心がけることが大切だと思います。いじめが起きないために。
そして、いじめを受けている人は、無理して登校せず休んでください。大人になっても引きずる思いをするくらいなら、命を絶とうと考えるくらいなら、学校には行かない方が絶対マシです。

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