私は、小学校から社会人（10～20代）まで、ずっといじめに遭い続けました。
主ないじめの内容は、「キモい」などの容姿への侮辱、学力や能力が劣っているなど、いかにも弱みにつけ込まれるような、コンプレックスを刺激されたことや、相手がどう思っているかわからないけど、自分に対して「普通○○だよね」といかにも自分が世間一般的じゃないような言い方をされたことで、すごく傷ついた過去があります。

今でも、思い出すと苦しくなったり、イライラしたりします。今は、一人暮らしですが、家に一人で過ごしていると、いろいろなことを考えすぎて精神的におかしくなる時があります。
最近は、仕事にも自信が持てるようになり、旅行もできるようになって、嫌なことも忘れるようになりましたが、以前は一人で行動することに自信がなくて、全く身動きが取れない時期もありました。
それは、過去のいじめのトラウマが影響しているからです。いじめのトラウマは、その後の人生に影響を及ぼします。私は、たまたま当事者や同じ境遇の人と出会い、ようやく心も軽くなりましたが、いじめのトラウマは一生消えません。解決するのに10年ほど、すごく時間がかかりました。

たとえ加害者本人に自覚がなくても、傷つけられた事実は変わりません。
そして、気付いてないふりをして生きている人が絶対に許せないです。人を傷つければ自分が傷つくということを忘れずに生きてほしいと思います。
これは加害者だけでなく、被害者、傍観者、そして世界中の誰かにも言っておきたい言葉です。

人を傷つけず、自分も傷つかずに生きるのは難しいと思いますが、それでも、いじめに遭い苦しんでいる皆さんには、逆境に負けず困難に立ち向かっていく勇気を少しでも持ってほしいです。