いじめ克服体験談味方でいてくれる人は見つかるはずです。私にとっては学校の先生でした。

 私は中3の秋にいじめに遭いました。机の中にはぐしゃぐしゃになった紙があり、そこには心無い言葉が書かれていました。でも、自分の性格的にやるべきことをやり遂げなければならないという思いがあり、すぐには周りに助けを求めず、ひとりで抱え込んでいました。
 そのような時、私は保健室に行きました。保健室の先生はそんな私に「保健室」という居場所をくれました。私の場合は人に心を開くまでにすごく長い時間がかかります。当時、担任の先生には全く心を許せていなかったので、いじめに関しても話すのが難しかったですが、隣のクラスの先生は自分の気持ちを理解してくれて(いじめ被害の経験があるそうです)、そこで初めて涙を流しました。
 次の日には、一番心を開いていて、大好きだと思える先生と話しました。その先生は自分の表情の変化に気づいてくれて、「今日、暗くない?何かあった?」と聞いてくれました。「話聞こうか?」と言ってくれて、打ち明けました。ボロボロの心に優しく接してくれて、本当に救われました。その先生に「辛かったね。私でよければいつでも話聞くから、一人で抱え込まないで話しにおいでね。」と言ってもらえたので、ギリギリの状態ですが学校に行くことができました。
 学校に行けてるならいいじゃん、と思う人もいると思います。その気持ちはわからなくもないですが、私の心は今、すごくボロボロです。学校行くのも怖いし、教室に入ることも怖い。さらに、家にも居場所を感じられない日々が続いています。腕には針やシャーペンで引っ掻いた傷が無数にあり、自傷行為もやめられない状態です。
 今、いじめに遭っている皆さん、辛い気持ちは痛いほどわかります。ですが、誰か必ずあなたの味方でいてくれる人は見つかるはずです。私は学校の先生でした。それが家族かもしれないし、友だちかもしれないです。
 誰もわかってくれない、気づいてくれないというあなた、自分が信頼できる人に話してみてください。自分で思っているよりも周りは変化に気づいてくれています。それでも誰も見つけられなければ相談機関のWebサイトを見てみてください。初めから相談なんて難しいのはよく分かります。だからWebサイトを見て『こんなのがあるんだ~』ぐらいに思っていると、爆発しそうになったときにあなたの助けになると思います。
 長文失礼いたしました。私は今でも辛い日々は続いています。でも、誰かに話したら楽になることもあります。辛い思いをしている皆さんが少しでも気持ちが楽になれることを心から願っています。

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