みんなが安心して過ごせる世界に
2025年8月29日

今回のコラムは、最近のニュースと、それを見た家族との会話から感じたことです。
今年は、第二次世界大戦の終戦から80年という節目の年。そんな年を迎えたにもかかわらず、最近は、国と国との争いに関するニュースを見ない日はない気がします。
ある日、毎日のように流れる戦争のニュースを見て、我が子がこう言いました。
「何でこの人たちはケンカしてるの?」
続けて我が子は言います。
「早く仲直りできるといいね!」
おそらく、世界中の多くの人々が心のどこかで願っていることだと思います。私も、口にこそ出しませんが、心からみんなが笑顔で過ごすことのできる社会を願うひとりでもあります。それと同時に、私自身、この戦争と平和という問題に対して、何もしてこなかったことに対し、言葉では言い表すことのできない恥ずかしさを感じました。
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟では、2000年にノーベル平和賞受賞者たちによって起草された、「MANIFESTO(マニフェスト) 2000」を和訳した「わたしの平和宣言」を以下のとおり作成しました。
【わたしの平和宣言】
私は人類の未来、特に子どもたちの未来に対して責任があると思うからこそ、日々の生活の中で、家族とともにいるとき、職場で働いているとき、次のことを誓います。
- 「すべての命を大切にします」
- 「どんな暴力も許しません」
- 「思いやりの心を持ち、助け合います」
- 「相手の立場に立って考えます」
- 「かけがえのない地球環境を守ります」
- 「みんなで力をあわせます」
この「わたしの平和宣言」。見方を変えると、いじめを生まない、いじめを見逃さないための宣言とも見て取れます。私のこどもたち、そして私自身もこの平和宣言から、人との関わり方を今一度見直してみたいと思います。そして、できることから1つずつ実践して、みんなが安心して過ごせる世界に少しずつ近づけていきたいと強く感じています。
みなさんも「わたしの平和宣言」から自身の言動を振り返ってみてはいかがでしょうか。
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