笑顔をつくる
2024年7月31日

深めよう 絆 にいがた県民会議 事務局
・自分らしく、自分を大切にしようと思いました。
・これからは後悔しないように取り組み、新しい可能性に出会えるようにしたいです。
・思い込みを捨てて、好きと得意を増やしたり、ポジティブな考え方をしたりして、もっと楽しい人生になるようにしていきたいです。
これらは、いじめ見逃しゼロキャラバンの出前授業を受けた子どもたちの感想の一部です。出前授業では、講師を務める個人サポーター(新潟県ゆかりのタレントやスポーツ選手等の著名人)が、子どもたちにいじめ防止を呼びかける中で、ご自身の思いをメッセージとして伝えています。
「コンプレックスも見方を変えれば自分の強みになる」
「本気でやれば応援してくれる人は必ずいる」
「何事もマイナスにしないで前向きでいることが大切」
このようなメッセージは、子どもたちの心に響きます。冒頭に紹介した感想にあるように、子どもたちは「自分らしく、自分を大切にしよう」と自己肯定感を高め、自分の「新しい可能性」「好きと得意」を増やしたいと意欲を高めます。
自己肯定感とは、欠点も弱点もある普段どおりの自分を好きになることや、ありのままの自分を受け入れる感覚のことです。「自己肯定感の高い子どもは、いじめの加害者になりにくい」という研究報告があります。子どもの自己肯定感を高めることは、いじめの予防につながるのです。
自己肯定感は、小さな成功体験の積み重ねや、人から認められたり、人の役に立っていると実感できたりすることで高まると言います。ちょっとしたことでも子どもを称賛する、感謝の気持ちを伝えるなどを、私たち大人が少し意識して行うことで、子どもの自己肯定感は高められます。子どものチャレンジを応援し、たとえ失敗しても、それまでの努力を認めることも、子どもの自己肯定感を高めるために、私たち大人にできることです。子どもたちが自己肯定感を高め、笑顔あふれる毎日を送り、自分らしく輝くことを願っています。
最後にもう1つ、出前授業を受けた子どもの感想を紹介します。
笑顔をつくることで、いじめが減っていくのかなと思いました。
学校、家庭、地域それぞれの場所で、私たち大人が自分にできることを実践し、子どもたちの自己肯定感を高めていきましょう。そして、子どもたちの笑顔があふれる、いじめのない毎日をつくっていきましょう。
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