寛容になりましょう
2024年6月28日

深めよう 絆 にいがた県民会議 事務局
3月末の金曜日、夜10時過ぎ。テレビドラマを観ていると、画面の中で俳優さんたちがミュージカル風に踊りながら、「寛容になりましょう~♪」と歌っていました。それを観て私は、「そうそう、そのとおり!」とテレビ画面に向かって話かけていました。(※平成と令和のコンプライアンスや「不適切」などを扱ったドラマです。)
「世の中もっと寛容であるべきだよなぁ」と常日頃考えていました。多様性が叫ばれている社会にあって、「生きづらさ」を抱える人が多いのはなぜなのかを考えていました。ジェンダーフリーやインクルーシブといった言葉が認知され、システムやデザインが変化し、互いの良さを認め合う時代になっているはずなのに、人間関係に悩み、生きづらさを訴える人々の数は少なくないようです。「それもありだよね」、「そうゆうこともあるよね」と受け入れる寛容な社会であってほしいものです。
しかしながら、全てにおいて寛容がいいわけではありません。いじめについては、不寛容(=ゼロトレランス)の姿勢であるべきです。「いじめ」というと、学校の問題としてフォーカスされがちですが、「ハラスメント」に置き換えれば、大人を含めた社会全体の問題であることが分かると思います。ハラスメントも見逃してはいけません。
他者を受け入れ、全ての人が寛容な心を持っていれば、いじめや不登校、生きづらさで悩む人たちを減らすことができるのではないでしょうか。未然防止につながるのではないでしょうか。とはいえ、いじめやハラスメントといった問題は、誰にでも起こり得るものです。こういった問題には不寛容の立場で、見逃さないようにしたいものです。
6月はいじめ見逃しゼロ強調月間でした。強調月間に関係なく、いつも周りの人に寛容な心で接し、いじめには不寛容な姿勢でありたいものですね。
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