2024年3月29日

深めよう 絆 にいがた県民会議　事務局

　相手の些細な行動やしぐさをきっかけに、確信的な証拠がないままに「（相手は）今、こんなことを考えているんじゃないか。」「（相手は）きっとこう思っているに違いない」と推測してしまうことはありませんか。
　例えば、休み時間に、仲良しの友達と、前日放送していたテレビ番組の話で盛り上がっていたところ、相手が突然、宿題の話を始めたとします。このとき、「自分との話がつまらなくて退屈だから話題を変えたに違いない」と相手の気持ちを勝手に深読みして、悲観的に落ち込み話しかけにくくなってしまうことがあります。
　このようなことがきっかけになって、その後、友達とこれまでのように会話ができなくなり、関係がうまくいかなくなることもあるかもしれません。そして、お互いに不愉快な思いを抱き、いじめにつながっていく可能性もあります。
　しかし、深読みしてしまうのは、決して悪いことではないと思うのです。相手に対する優しさや思いやりがあるからこそ深読みしてしまうのではないでしょうか。
　そんなときは、あなたの相手に対する優しい気持ちとともに、家族や学校の先生など近くにいる大人に相談してみたらどうでしょう。
　一人で抱え込むよりも、きっと良いアイデアがでてくるかもしれません。