2024年2月29日

深めよう 絆 にいがた県民会議　事務局

例えば、あなたが、ある日突然、全く身に覚えがないのに、友達から距離を置かれ、よそよそしくされたとします。そうすると、あなたは「なぜ、こうなってしまったのか」が分からず、悩んでしまうかもしれません。昨日まで、あなたがその友達と普通に仲良くしていたのなら、なおさらです。
そのような場合、優しい人ほど「きっと自分に悪いところがあったんだ」と自分を責めて、頑張り屋さんほど「どうすればいいんだろう」と自分自身を追い込んでしまいがちです。しかし、そんなふうに、距離を置き、よそよそしくしている友達について思い悩む人というのは、友達としっかり向き合い何とかしようと、すでに十分頑張っている人だと思います。
そんな時は、一人で抱え込まず、学校の先生や家族、周りにいる大人に相談してほしい。そうすれば、どうしたらよいか、一緒に考えてもらうことができるはずです。
それまで何とかしようと頑張ってきたのに、大人に相談することで、友達と向き合うことから消極的になるようで、「まるで逃げている」と感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、これは「逃げ」ではなく、友達との関係を元どおりにするための「賢い選択」だと思いませんか。
それまでの友達との関係について、大人に相談することは、とても勇気のいることだと思います。でも、一人で悩んだり頑張ったりすることに使ってきたエネルギーを、賢く選択していくことにも使いませんか。
きっと自分一人では見えなかったものが見えてくるかもしれません。