いじめ克服体験談人間不信

20年前に某小学校と某中学校で、合計4年間いじめを受けていました。
私物を壊されたり、物をぶつけられたり、気持ちわるがられたり、頭を叩かれたりです。
当時の中学校の先生は「いじめっこに反抗しないお前が悪い、人を殺せと言われたらお前は殺人するのか!」と怒鳴りました。
親も私を助けることができませんでした。いじめは止まりませんでした。

いじめそのものよりも、「大人に助けてもらえなかったこと」がトラウマとなり、
大人を信用できなくなった私は、人間不信になりました。
また、「自分に価値がないからいじめられるし、助けてもらえないんだ」と自尊心を喪失しました。

人間不信から友人も作れず、自分を好きになることもできない、何もない虚無のまま20年間をさまよっていました。
この世に子どもを誕生させるなんて、自分のような存在をつくる虐待だと思いました。
今は、20年経ってようやく、カウンセリングで自分が過去のトラウマに起因するアダルトチルドレンになっていたと気付き、人間不信の改善に向けて取り組んでいます。

いじめっ子たちも中学校の先生も、私のことは覚えていないでしょう。
私の人生は、立ち直り始めるまでに20年間かかりました。
いじめは、子どもの中に「序列」が生まれる以上、絶対にこの世から無くなりません。
親は子どもに毎日「今日の学校どうだった?」と聞いて、「辛かった」と言ったら、「辛かったんだね」と一緒に泣いてあげてください。

私が唯一救われたのは、小学校の卒業式の日に、誰もいない教室で、「何もできなくてごめんなさい」と、私を抱いて泣いてくれた、1人の先生でした。
何も解決できなくても、自分がいじめられていることを認知して共感して一緒に泣いてくれる大人が1人だけでもいたことが、人間不信を絶対的なものにさせなかった救いとなってくれました。

また、既にいじめられて、人間不信と自尊心の欠如に苦しんでいる人は、自分が本当は誰かに助けてほしいと今でも思っていることや、「無駄だ、どうせ自分はこれからもずっと助けてもらえない」と抑圧していないかを、振り返ってみてください。
もしかするとそれに気づくことが、救いになるかもしれません。
誰かの救いになりますように。

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