いじめ克服体験談あなたの一歩で誰かが大きく救われる

「あなたは人の長所を見つけて、相手を喜ばせることができるんですね!」
この一言、なんだと思いますか。
実はこれ、今から友だちになろうという、出会ったばかり、正確に言うと、初めて話した日に、ある子から言われた言葉です。
他学年で、クラブ(中学校の部活動の小学校バージョンというイメージです)の後輩でした。
その子は、たまたま通りすがった時に「すごい…」とつぶやき、私が作品を作っている様子をしばらく見ていました。
そして、「この作品すごいですね!」と褒めてくれました。
いじめられていた私は、(申し訳ない気持ちはあったものの)人間を信用できなくなっていました。特に、初めての人に対しては。
しかし、その子は私のことをほとんど知らなかったにも関わらず、身近な内容についても話しかけてくれて、会話がしやすく、本当に助かりました。

そして、作品の話に戻り、「そういえば、どんな作品を作っているの?」と、話しかけてくれた子の作品を見せてもらいました。
その時に、「おお~!はじめたばっかりなのに、○○ができてる!すごいね!」と私は言いました。
また、その子の隣で、ずっと根気よく作業していた子がいたので、「その継続力すごいね!この先、絶対役に立つと思う♪」と声をかけました。
その後、あの一言を言ってもらったのです。
「あなたは人の長所を見つけて、相手を喜ばせることができるんですね!」
その瞬間、人生の新たな道が見えた気がしました。

私はいじめで、自分の短所をずっと言われ続け、暴力も振るわれ、物は壊され…と、たくさんの被害に遭いました。
小学校3年の頃から4年間、一部の人が入れ替わったりもしましたが、いじめは今も続いています。
気づけば、私の心には「あなたはダメだ」「長所など存在しない」というメッセージがたくさん存在しています。
でも、あの一言が今までの自分を振り返るきっかけとなりました。
「そういえば、自画自賛になってしまうけれど、自分にはこのように褒めたり励ましたりして、人を元気づけたり笑顔にさせたりする力があるのではないか」と気づくことができました。
この1週間の出来事だけでも、このような場面は思い出せるだけで20回程度ありました。

その子の言葉は、一語一句もらさず覚えています。
名前こそ知らない(もちろん、次回会える場面で聞く予定です笑)相手ですし、他学年で別クラスのため、めったに会えませんが、その子と友だちになれるな、と確信できました。
本当に、この一言で私は助けられました。
ありがとう、ありがとう、と何度言っても足りないのではないかと思います。
友だちが減っていた中、新たな友だちができた喜びと、自分の長所に気づいてもらった喜びがあふれました。
その日は、意識しなくても、久しぶりに自然な笑顔で帰れたことをよく覚えています。
その日のために今まで頑張ってきたのではないかと思うくらいに。

あなたの一言も、友だちを助ける大きな力になるかもしれません。
ちょっとしたことでいいです。
このサイトに投稿するのも有効だと思います。
少なくとも私は、どんどん体験談が増えていくと、自分の味方が増えたように感じられて嬉しいです。
あなたも、友だちの大きな力になるために、自分の一歩を踏み出してみませんか。

いじめ克服の体験談募集

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