いじめ克服体験談あの一言で、救われた。

~救われたと思う時、あなたは誰かと話しているか、誰かの言葉を読んでいると思います~
~いじめられているあなたは、きっと、つらくて、必死にネットの世界で助けを求めて、これを見たんだよね~
~ネットでもどこでもいいから助けを求めて。あなたが救われるときは必ず来るから~
~いじめを見ているあなたは、いじめられている子に一言、声をかけてあげて。その子に明るい未来ができるかもしれない~
~そんなふうに伝えたい私の体験談です。読んでもらえると嬉しいです~

(小6の体験談です)
「○○ちゃんっ、一緒に帰ろう!」
いつもはあまり誘われない子に誘われました。
「いいよ」
私はいじめられているのですが、心配をかけたくない気持ちから、必死で笑顔でごまかしていました。
その子とは帰り道が同じ方向ですが、距離的には、すぐに別れなければいけない短さでした。
その間の会話の一部です。

その日の出来事から紹介します。
私は、社会の授業…というか、勉強全般が好きです。
そのせいもあり、成績は良く、嫉妬され、悪口なんて日常茶飯事でした。
小3のころから続いていたので、スルーできるようになりましたが、これだけは傷ついたという言葉がありました。
みんなが、勉強内容も、先生も(教科担任制の小学校でした)苦手な社会の授業。
私のクラスは荒れていて、先生がなかなか来られていないことに気がつくと、
なんとある子がドアの鍵をかけてしまいました。
ドアの近くの席だった私は、そーっと鍵を開けに行きました。
先生が可愛そうだったから。
ただ、その時、バレました。
「お前あけんな!」
「社会好きとかまじきっもw」
つらい気持ちが勝って、詳しくは覚えていませんが、「死ね」など他にもたくさんのことを言われ、いじめに慣れていなかったらほんとに自殺寸前という感じでした。
「え、でも…」と、言いかけた私に、
「文句あんのか!?」と返されました。
なんで好きなことを否定されなきゃいけないの、死が頭をよぎるくらい苦しまなきゃいけないの…。
辛さと同時に悔しさもありました。

さて、下校中の話に戻ります。
少し歩いていて、
「ねえねえ、今日の社会の時の話なんだけど―――。
みんなが社会苦手なのが…なんていうんだろうね、変じゃない?のと同じでさ、
○○ちゃんが社会好きなのを否定するなんて、おかしいし、ひどいよね」
その言葉はもうすこしグダグダだったかもしれないけれど、
たしかに、私の心は優しい光に包み込まれたような感覚でした。
その子の表情や口調まではっきり覚えています。
その子は軽い気持ちで言ったと思いますが、その一言で、私は救われました。
下校中の短い距離で、私をこんなにも救ってくれたあの子には感謝しかありません。

私の気持ち、とどくといいな。「ありがとう」
そして、これを見てくれて、「ありがとう」

いじめられていても、必ずあなたは輝くミライへ羽ばたける。
きっと、救ってくれた人とともに。

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