いじめ克服体験談最悪ないじめと、最高の親友

主ないじめは中学校1年から3年の7月頃まででした。
いじめの原因は、ただ気に入らないとのことでした。
主にいじめてきた人をA君とします。
腕や足を殴ったり蹴ったり。痣ができる程です。
椅子や靴に画鋲を入れられたり、ノートを破かれたり、上靴を隠されたり。
便乗して、他の人達もいじめきました。それが中学1年ずっと続きました。
中学2年になると、A君とは別のクラスになりましたが、わざわざ私のところにきて、殴ったりしてきました。
私は、強い敵意を感じました。
でも、親に言えませんでした。
中学校3年になると、なんとA君と同じクラスだったんです。
「うわ~。最悪。」と思っていると案の定、1年の時にしてきたような事をまた始めました。
我慢我慢とずっと思っていました。
でも、それ以上にもっと最悪な事がはじまったんです。
隣の組にヤンキーの子達が勢揃いしていて、私のいるクラスにも休み時間や授業中乗り込んできて、A君に殴られたりする私を見て、便乗してきたんです。
頭をしばかれたり、殴ったり。
周りの人達は、私をかばってくれませんでした。
まぁ、かばったら自分がターゲットになると思う人が多いと思います。
それが中学3年1学期まで続いていました。

本当に学校に行きたくなかった。
親は凄く怖かったので言えなかった。
本当にどうしたらいいかわからなかったんです。
敵意はいつしか、自殺願望にこの頃変わっていました。
死ねたら楽だろうなって。

私は全く勉強もできなかったので、中学校3年の夏休みから遅いながら塾に行きました。
すると、便乗してきていたヤンキーの1人もそのときに一緒に塾に入ってきたんです。
あ~。A君がいないと思っていたら、次はこの人か。と、もう最悪でした。
そのヤンキーの人をB君とします。
塾で会うと「うざい!消えろ」「死ね」や、殴ってきたりもしました。
「塾生活も最悪だな~。」って思っていたある塾の日、塾が始まる前は晴れていたのに、帰りは大雨で、B君の家は自転車で30分かかる遠い場所で傘もなく塾の前で立っていました。
私も傘はなかったですが、家まで歩いて3分でした。
その時ほっといたらよかったんですが、何故か私は、B君にむかって「家くる。雨がやむまで。俺のこと嫌いやと思うから、家が嫌ならダッシュで傘もってくるよ!」と伝えていました。
するとB君は、「いいの?家遊びにいっても。」って言うてきました。
私は「遊びにではなく、あやまどりとしてきてくれたらいいよ。」と伝えると、B君は小さく「ありがとう」って言っていました。
親に事情を説明し、B君にタオルを渡して私の部屋にいきました。
するとB君がいきなり、「ほんまにゴメン!ほんまゴメン!色々してきたのに。ほんまにゴメン!」って謝ってきてくれたんです。
しかも泣きながらでした。
B君は「お前の事何も知らんのに、嫌なことしてほんまにゴメン。お前Aにいじめられてるんやな?」と聞いてきたので、「多分いじめられてると思う」と言いました。
親にばれたくなかったので、小さい声で話していました。
するとB君は、「こんな俺が今更やけど、2学期から俺がお前を守ったる。」って言ってきたんです。
でも私はもう人を信用する気持ちはなく、「なんか、ありがとう。でも今までされたことは忘れない。」とB君に伝えると「俺がお前を信用してる、だから守る」と、言ってきました。
その日は、親が勝手にB君の晩御飯も作ってしまい、車に自転車を積みB君を家まで送っていきました。

2学期が始まり、B君が隣のクラスから来たとき、私はA君に殴られていました。
すると、B君は凄い剣幕で、「俺の親友になんしてんねん!」と、A君に飛びかかっていました。
まわりの人も、B君のまわりのヤンキー達も、びっくりしていました。
だって、1学期まで私をいじめていたB君が、いきなり私を守ってくれたんですからね。
涙が出ました。初めて守ってくれる人がいる安心感。B君にも色々されてきたけど、守ってくれた。
A君は、逃げていきました。
B君のまわりのヤンキー達はB君に「B、お前どうしてん?お前も前まで色々してたやん。」っていうと、B君は、「いじめてた時は、こいつ(私)のこと何も知らんといじめてた。こいつ、めちゃくちゃ良いやつやで。俺こいつに、恩あんねん。」と、言っていました。
すると、まわりのヤンキー達は「Bの親友なら、俺らもAから守ったるわ。」って言ってきました。
そこからです。休み時間ずっとそのヤンキー達は私のところに来るんです。A君を近付けないように。
ヤンキー達は「休み時間しか、傍にいれへんけど、ごめんな!嫌なことされたら、俺らに言いにこいよ!」と、言ってきてくれたんです。
ある日、ヤンキー達が、「俺らと友達になるのは無理やんな?お前と話したりしてたら、いい奴ってほんまに分かった。色々今までしてしまって、ほんまにゴメン。」と、謝ってきてくれました。
私は条件を出しました。
「絶対人に嫌なことしないなら」とだけ伝えると、ヤンキー達は「わかった!」っ、言って、「ほな、今から友達な!」と笑っていました。
中学校卒業まで、B君達はずっと守ってくれました。最初いじめの加害者だったB君達でしたが、何故かいじめられた記憶より、守ってくれた喜びが大きく、B君とは別の高校になりましたが、今も約20年親友としていてます。
今でも、B君は「中学校の時、ほんまにゴメンな!」と謝ってきます。
私は、「もうとっくに許してるよ。あの時は助けてくれて、本当にありがとう。」と毎回伝えています。
B君、始まりは最悪でしたが、今は最高の親友です!ありがとう!

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