自己有用感

2022年10月31日

深めよう 絆 にいがた県民会議 事務局

「いじめ見逃しゼロ キャラバン」は、10月8日(土)に、デンカビッグスワンスタジアムにおいて、サッカー観戦(J2 アルビレックス新潟戦対ベガルタ仙台 戦)に訪れた方に「県民サポーター募集のカード」と「相談ダイヤルカード」の入ったティッシュを配布するPR活動を行いました。

アルビレックス新潟はその試合に勝利し、J1昇格を決め、その後、J2優勝を果たしました。

アルビレックス新潟の強さのひとつに、「誰が出ても」チーム力が変わらないことがあげられています。ベンチ入りメンバーは固定されず、毎試合スターティングメンバーも異なっていました。選手としては、いつ試合に出るチャンスが与えられるかわからず、アピールを続ける必要があり、常にトレーニングに努めていたとのことです。

松橋力蔵監督は、選手たちに「全員が戦力だ」と伝えていました。また、試合の前には、メンバー外の選手の練習映像を欠かさずチェックしていたとのことです。

さて、ここで考えたいのは、選手たちの気持ちです。選手は、「監督から常に観てもらえている」「試合に出ていなくても、いつかは監督からチャンスを与えてもらえる」という気持ちになり、前向きに練習に励むことができたはずです。

松橋監督と同じことはできないかもしれませんが、時には、周りの人が取り組んでいることに注目して観ることで、その人のやる気が増すかもしれません。また、時には、周りの人が取り組んでいることを認め、「ありがとう」「助かるよ」「すごいね」などの言葉をかけることで、その人は、自分がだれかの役に立っている、貢献しているという気持ちになるかもしれません。
そんな言動をすることで、お互いに「自己有用感」を高めたいものですね!

このコラムを最後まで読んでいただきありがとうございました。